Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ファイル交換ソフトによる情報漏洩被害を防ぐ技術を公募 - IPA

情報処理推進機構(IPA)は、ファイル交換ソフトによる情報漏洩被害を低減する抜本的な技術の公募を開始した。

「Winny」や「Share」といったファイル交換ソフトを通じて、個人情報や機密情報が外部に流出する事件が多数発生し、社会問題へ発展していることから、こうした被害を低減する技術を募集するもの。締め切りは12月27日正午で、提案は電子申請により受け付ける。

ファイル交換ソフトの利用については、意図せず情報を流出させる暴露ウイルスがまん延したことから、政府や地方自治体、企業などあらゆる組織や個人から情報が流出。2006年には、当時官房長官だった安倍晋三前首相が利用を自粛するよう呼びかけるなど、異例の事態に発展した。

同機構でも利用に対して注意喚起を繰り返し実施しているが、2007年11月には相談件数が大幅に増加するなど、流出事故が絶えない状況となっている。

(Security NEXT - 2007/12/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ