オンラインショッピングの不安要素「個人情報漏洩」が約9割 - ウェブルート調査
オンラインショッピングにおいて、個人情報の漏洩やクレジットカード番号の盗難など、セキュリティ面で不安を感じているユーザーが約半数に上ることが、ウェブルート・ソフトウェアの調査でわかった。不安要素としては、個人情報漏洩が約9割でトップだった。
同社が、過去1年間にオンラインショッピングを1回以上行ったユーザーを対象に実施した「オンラインショッピングとセキュリティ」に関する調査で判明したもの。有効回答数は618件。
オンラインショッピングを利用する際、気になる点については「送料が高い」「商品の実物を見て買い物がしたい」という回答に続き、「セキュリティ面に不安がある」としたユーザーが48.9%と約半数を占めた。「特にない」としたユーザーはわずか4.5%にとどまり、何らかの不満や不安を感じているユーザーが多数を占めていることがうかがえる。
具体的な不安要素としては、「個人情報の漏洩」について89.5%が不安を感じると答え、「クレジットカード番号や銀行の口座番号の盗難」が82.8%、「ネットオークションやオンラインショッピングサイトのIDの盗難」が78.3%と続いた。
一方、「スパイウェアやウイルスの感染」に不安を感じると答えたのは75.7%で、情報の漏洩や盗難より割合は低いが、実際に被害に遭った割合は16.7%ともっとも高かった。また4%がオンライン詐欺の被害に遭ったと回答している。
同社では、オンラインショッピングを安全に利用するためには、セキュリティ対策ソフトの導入や信頼できる店舗を選択すること、またクレジットカードの請求明細をこまめにチェックするなど、十分な注意が必要だと呼びかけている。
(Security NEXT - 2007/11/27 )
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