Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

総務のポータルサイトが改ざん被害 - 閲覧でウイルス十数種類に感染する可能性

エフアンドエムが運営する企業の総務担当者向けポータルサイト「e-総務.com」において、一部ページが改ざんされていたことがわかった。表示するとウイルスに感染し、個人情報が詐取されるおそれもあるという。

不正アクセスによる改ざんが発生したのは、中小企業の総務担当者向けの登録制ポータルサイト「e-総務.com」。11月3日16時35分から11月5日15時10分の間に、同サイトの専門家相談ページおよび個人情報の変更画面を表示した場合、ウイルスに感染する可能性があった。感染のおそれがあるウイルスは、十数種類におよぶという。

ウイルスに感染すると、IDやパスワードが悪意ある第三者に詐取されるおそれもあることから、同社では問題の時間にアクセスしたユーザーに対し、ウイルス対策ソフトによるスキャンを実施するなど対策を講じるよう求めている。

同社では引き続き調査を行っており、事実関係の詳細や対応策については判明次第報告するとしている。

(Security NEXT - 2007/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開