Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Winny流出事故の経緯や再発防止策を発表 - NCAコンサルティング

エヌ・シー・エー・コンサルティングは、同社が孫請けとして受託していた第一三共ヘルスケアの個人情報がWinnyネットワーク上に流出した問題で、事故の経緯や再発防止策を発表した。

同社従業員が自宅へ持ち出したデータがWinnyを通じて流出したのが原因だが、同社によると流出したデータも本来保存そのものが禁止されていたという。さらにデータ持ち出しや保存に加え、Winnyの利用についても同社では禁止していたが、いずれも守られていなかった。今回の事故を受け、同社では、リスク分析の見直しや強化策の実施、従業員教育など再発防止策を進めるとしている。

今回の事故は、今月はじめに同社のスタッフ情報や顧客情報の流出として明らかになったが、その後同社ウェブサイトが閉鎖。まったくアクセスができない状況となっていた。その後、同社に委託していた個人情報が漏洩したとして委託元である第一三共ヘルスケアが事故を公表していた。

エヌ・シー・エー・コンサルティング
http://www.ncac.co.jp/

関連記事:再委託先からの個人情報2万8364件がWinny流出 - 第一三共ヘルスケア
http://www.security-next.com/006987.html

登録者情報など3万件の個人情報がWinny漏洩か - 都内コンサルティング会社
http://www.security-next.com/006987.html

(Security NEXT - 2007/10/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」脆弱性、実証コード公開 - 悪用リスクが上昇
サイバー攻撃で顧客管理システムのPWが流出 - 車検チェーン店
放課後児童クラブでメール誤送信 - 個人情報印刷時に第三者へ
5支店で個人情報含む伝票を紛失、誤廃棄の可能性 - 興能信金
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消