Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

RealPlayerに危険度が高いバッファオーバーフローの脆弱性

マルチメディアプレイヤーソフト「RealPlayer」にバッファオーバーフローの脆弱性が見つかった。Real Networksでは、脆弱性を解消するパッチを提供している。

脆弱性が見つかったのは、Real Networksの「RealPlayer 11 beta」「同10.5」「同10」と「RealOne Player version1」および「同2」。いずれもWindows版に影響がある。

シマンテックによると、ユーザーが入力したデータのチェックに不備があり、Playlist名を悪用されると任意のコードが実行されるおそれがあるという。すでに脆弱性を攻撃するコードも出回っていることから、深刻度も高いとして、同社をはじめ各セキュリティは、注意を呼びかけている。

Real Networksでは、「RealPlayer 11 beta」と「同10.5」に対してパッチを提供するとしており、それ以前のバージョンについてはアップデートした上で、パッチを提供するようアナウンスしている。

RealPlayer Security Vulnerability
http://service.real.com/realplayer/security/191007_player/en/

RealNetwork
http://www.realnetworks.com/

(Security NEXT - 2007/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開