Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

トレンドマイクロ、ウイルスの誤検知が2件発生 - 現在は修正済み

トレンドマイクロが2007年10月17日、18日に提供したウイルスパターンファイルにおいて、誤警告が発生した。いずれも同日中に問題を解消した定義ファイルを提供しており、最新の定義ファイルを適用すれば問題は発生しない。

今回発生したのは、正常なファイルを誤ってウイルスと検知してしまう不具合で、指示通りファイルの隔離や削除を行った場合、ファイルを利用するソフトウェアが利用できなくなる可能性がある。誤警告に対する対処が隔離であった場合は、復旧することができる。

17日に提供したパターンファイル「4.777.00」では、ウイルスに感染していないにも関わらず、特定のファイルについて「TROJ_HARADONG.A」として警告する現象が発生。同社は、同日18時45分ごろより問題を修正した「4.779.00」を公開した。影響が受ける具体的なソフトウェアについてはアナウンスされていない。

また翌18日に公開した「4.781.00」では、クオリティの「QND Plus Ver.9.3」について「TROJ_DLOADER.QCG」と誤検知する問題を確認。同社は同日18時ごろに問題を解決した「4.783.00」の提供を開始している。

トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/

(Security NEXT - 2007/10/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み