Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

携帯電話のSMSによる架空請求が急増 - 東京都が注意喚起

東京都は、携帯電話のSMSを利用した架空請求に関する相談が増えているとして、メールに記載された電話番号に連絡などしないよう、注意を呼びかけている。

都によると、消費生活センターなどに、情報サイトの利用料金などを名目に不正に料金を請求するショートメールが届くといった相談が多く寄せられているという。払わなければ回収業者が自宅に押しかけるなどと脅迫したり、一度振り込むとさらに金額を上乗せして請求するケースなど悪質で、実際に金銭を振り込んでしまった事例も報告されている。

相談件数は、4月は98件だったが、その後増加し8月には320件、9月は10日の時点で104件寄せられている。メールに記載された電話番号へ連絡すると、金銭の支払いを要求されたり、個人情報を聞き出されて執拗な請求を受けることもあり、注意が必要だ。

都では、不審なメールが届いた場合は折り返し連絡をせずに、各電話会社の迷惑メール申告窓口に情報提供するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2007/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
小学校で個別書類あると気づかず身体測定結果を誤配布 - 名古屋市
個人情報含むファイルを県内自治体に誤送信 - 静岡県
廃棄物運搬事業者への事務連絡メールで誤送信 - 横須賀市
Dropboxの電子署名サービスに不正アクセス - 顧客情報が流出
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
保守委託先で顧客情報含むHDDが所在不明 - はばたき信組
サポート詐欺被害で情報流出の可能性 - 高齢・障害・求職者雇用支援機構
「改訂新版セキュリティエンジニアの教科書」が発売 - 日本シーサート協議会
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加