Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

福田首相誕生に便乗したトロイの木馬が見つかる - 同氏のなりすましメールに注意

福田康夫氏が内閣総理大臣に就任したが、今回のイベントに便乗しようとした「なりすましメール」が発生しているとして、福田氏の事務所やセキュリティベンダーが、注意を呼びかけている。

問題のなりすましメールは、福田氏からのメール送信を装っており、ウイルスが添付されている。セキュリティベンダーのSymantecによれば、メールには官邸の電話番号らしき記載などがあり、外務省の略号から名付けた「mofa.zip」というファイルが添付されるなど、本物らしく見せかけた巧妙な手口だという。

しかし、実際のファイルは、トロイの木馬「Backdoor.Darkmoon.E」で、誤って開くとパソコンにバックドアが設置される。Symantecでは、同ウイルスについて危険性は低いとしているが、政治などイベントに乗じるメールに注意するようアナウンスしている。

(Security NEXT - 2007/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
リモートアクセス経由で侵害、従業員情報が流出か - 三菱製紙
SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
入力委託先で特定健診の受診票などが所在不明に - 守口市
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
口座振込の確認メールを「CC」送信、メアドが流出 - 大阪市
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
医療分野のセキュリティ人材育成で協定 - IPAとJAMI