Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Skypeで拡散するワームにセキュリティベンダーが注意呼びかけ

Skype Technologiesや複数のセキュリティベンダーは、「Skype for Windows」のインスタントメッセージ機能を利用して感染を拡大するワームを確認したとして、注意を呼びかけている。

「w32/Ramex.A」「W32/Skipi.A」「W32.Pykspa.D」などと名付けられたワームは、感染するとコンタクトリストに登録されているユーザーへ、画像のリンクであるかのように偽装したURLを送付。URLへアクセスすると「.scr」という拡張子を持ったファイルがダウンロードされ、マルウェアに感染する。

F-Secureによれば、すでに異なるURLを表示する2種類のワームを確認しており、感染した場合、Windowsにデフォルトで添付されている「泡模様」の壁紙が表示されるほか、レジストリの変更が行われる。またhostsファイルが改ざんされ、セキュリティ関連サイトへのアクセスを妨害するなど感染活動を行うという。

(Security NEXT - 2007/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サイバー攻撃で個人情報流出の可能性 - アサヒグループHD
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
Veeamバックアップ製品に深刻な脆弱性 - 修正版アップデート公開
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Elastic Cloud Enterprise」に深刻な脆弱性 - アップデートやIoCを公開
アサヒグループHD、ランサム被害の影響で決算発表延期
PC廃棄委託先に不備、ネット接続検知から発覚 - ぼんち
予約サイトで個人情報流出の可能性 - 医学製薬関係者向け旅行会社