IPAへの相談件数が最高値を記録 - ワンクリック詐欺の相談増加で
情報処理推進機構は、7月におけるウイルスおよび不正アクセスの届出状況を発表した。ウイルスの検出数および届出件数は微増、相談件数は過去最高となった。
7月のウイルス検出数は約51万個で、前月比マイナス35.5%の大幅な減少を見せた6月の50万個から3.4%増加した。届出件数は3069件で、6月の2898件から5.9%の増加となった。
検出数の1位は依然として「Netsky」で約44万個、全体の85%を占める。2位は「Mytob」で1万3647個、3位は「Stration」で1万1948個と続く。また「Rahack」は先月の検出数は1個だったが、7月は9928個と大幅に増加している。
不正アクセスの届出件数は10件で、6月の41件から大幅に減少した。そのうち被害があったのは8件。他サイトを攻撃するための踏み台になっていたケースや、フィッシングに悪用するためのコンテンツを埋め込まれたケースなどがあった。
また同機構へ寄せられた相談件数は1162件で、集計を開始してから最も多かった。そのうち「ワンクリック不正請求」に関するものが316件でこれまでの最高値に並んだ。特に夏休みに入り、子どもが興味本位でアクセスしたアダルトサイトなどからの不正請求が増えているとして、同機構では注意を促している。
(Security NEXT - 2007/08/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
