国内で人気のフリーウェア「+Lhaca 」を狙ったトロイの木馬現る
日本国内で人気のアーカイブソフト「+Lhaca 1.20」の脆弱性を標的にしたトロイの木馬が発生した。問題を解決したバージョンの提供も開始されている。
今回、LZH形式のファイルへ不正なコードが埋め込まれたトロイの木馬が見つかったもので、今回脆弱性が見つかったフリーウェア「+Lhaca」は、同形式の圧縮や解凍が行えるフリーウェア。国内では、ファイルの圧縮形式「LZH」を利用するユーザーが多く、手軽に利用できることから同ソフトは人気があり、ポータルサイトの人気投票で大賞なども受賞した経歴もある。
「+Lhaca 1.20」で問題のファイルを開こうとするとバッファオーバーフローが発生、バックドアが仕掛けられるおそれがある。米Symantecが利用者からファイルを提供され、不正なコードを発見した。
今回の脆弱性発見を受け、同ソフトの作者は「+Lhaca 1.21」をウェブ上で公開した。ウェブページによると、現時点では正式版ではなく、詳細を確認した後、正式版にするとアナウンスしている。
(Security NEXT - 2007/06/27 )
ツイート
PR
関連記事
ランサム被害を公表、手作業で受注対応 - アサヒグループHD
監査関連資料を誤送信、メアド入力ミスで - 三重県
ランサム被害で学生の個人情報流出を確認 - 宮城学院
国勢調査でメモに使った付箋を紛失 - むつ市
白衣ポケットから盗難、被害メモに患者情報含む可能性 - 東海大病院
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消
SBI Cryptoで自己保有の暗号資産が流出 - 原因や被害など調査
「Termix」のDockerイメージにSSH認証情報が流出するおそれ
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も