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診療内容など記録したUSBメモリを紛失 - JA愛知厚生連の関連病院で

愛知県厚生農業協同組合連合会が運営する安城更生病院において、患者の個人情報を記録したUSBメモリの紛失事故が発生した。

同院に以前勤務していた医師がUSBメモリを紛失したもので、同医師は、専門医の認定を取得する目的で保有していたという。

紛失したのは、1998年から2001年までの同院へ入院し、同医師が主治医となった患者158人分の退院記録や、2001年から2004年までに紹介を行った患者157人分の診療情報提供書など。氏名や生年月日のほか、病名や診療内容も記録されていた。

また現在同院へ勤める別の医師についても、専門医の認定を受けるために保有していた患者20人分の診療情報などを記録したUSBメモリを紛失していたことが判明しており、同院ではそれぞれの関係者に対して謝罪の文書を送付する予定。

同院では、今回の事件を受け、職員に対して保持や持ち出しの原則禁止を指示したほか、退職者に対する廃棄の依頼や注意の喚起など対応を実施するという。

(Security NEXT - 2007/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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