Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内パソコンソフトの違法コピー率が減少するも損害額は世界5位 - BSA調査

国内の違法コピーによる損害額は約2140億円でワースト5位に入ったことがビジネスソフトウェアアライアンスの「第4回世界ソフトウェア違法コピー調査」により判明した。

同調査は、2006年におけるコンピュータソフトウェアの違法コピー状況を調べたもの。同調査によれば、全世界の違法コピー率は35%で過去の調査結果と同率だったが、損害額は約4兆8000億円で前年に比べ15%、約6100億円上昇した。

調査対象となった世界102カ国のうち、62カ国では違法コピー率の緩やかな減少が見られた。特に中国では、政府や業界による啓発活動や監視の強化などの取り組みにより、最近3年間で10%の減少を記録。BSA会長兼CEOのRobert Holleyman氏は「違法コピー率が継続的に低下しており、将来が楽しみ。中国政府の取り組みを心強く思う」と評価した。

日本における違法コピー率は前年より3ポイント減の25%で、低違法コピー率の国別ランキングではアメリカ、ニュージーランドに次いで3位。一方、損害額は約2140億円で、アメリカ、中国、フランス、ロシアに続いてワースト5位となった。

(Security NEXT - 2007/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「CODE BLUE 2025」まもなく開催 - CFP応募は前年比約1.6倍
「IBM AIX」のNIM関連機能に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
保育所で卒園児情報含むUSBメモリが所在不明 - 北九州市
サカタのタネにサイバー攻撃 - 侵入痕跡を確認
ネットワークにサイバー攻撃、情報流出の可能性も - 広島工業大
中学校で生徒の個人情報含む書類がファイルごと所在不明 - 横浜市
ウェブ公開資料に個人情報、不開示処理に不備 - 御前崎市
国勢調査対象者名簿を誤送信、メアド誤り第三者へ - 熊谷市
「MS Edge」にアップデート - 「V8」の脆弱性を解消
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)