Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報持ち出した元従業員を提訴 - ジャパネットたかた

ジャパネットたかたが、個人情報を売却していた従業員に対し、1億1000万円の損害賠償を求めて長崎地裁佐世保支部に提訴したことがわかった。

問題となった個人情報漏洩事件は、2004年3月に明らかとなったもので、1994年から1998年までに商品を購入した51万3940件の顧客データが元従業員の手により持ち出された。氏名や住所、電話番号のほか、一部では職業や勤務先情報が流出している。事故判明後同社では、約2カ月間の販売を自粛しており、約100億円の売上に影響があったという。

犯行に関わったとされる元従業員2名は、別件のパソコンを盗み出した盗難事件では有罪が確定。しかし一方で、個人情報の持ち出しについては背任罪として書類送検になったものの、時効により不起訴となっている。個人情報漏洩については、すでに1名とは調停が成立したが、もう一方の元従業員は犯行を否定していることから提訴に至ったという。

(Security NEXT - 2007/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

スポーツ教室申込者への案内メール、2度にわたり誤送信 - 桐蔭横浜大
予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
CMSに総当たり攻撃、個人情報流出の可能性 - 体育器具メーカー
ECサイトで不具合、会員登録時に別人情報表示 - 下着通販会社
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ