ウイルスは微減、一方でワンクリック詐欺被害の相談が増加 - IPA
情報処理推進機構は、3月のウイルスや不正アクセスの状況を取りまとめ、公表した。
3月のウイルス検出数は、約66万個と前月から3万件の微減となった。届出件数についても前月比5.3%減となる2933件。検出件数トップは、「W32/Netsky」が約52万個と依然突出しており、約4万個の「VBS/Solow」、約3万個「W32/Sality」と続いている。
不正アクセスについては、届け出件数と相談件数の合計は前月の73件から56件と減少したものの、半数以上にあたる29件に被害が発生している。
ウイルスや不正アクセスが減少傾向を見せる一方で、情報セキュリティに関する相談件数は増加傾向にあり、2月が1019件だったのに対し、3月は1127件に達し、過去最高を記録。
なかでも、今年に入って増加傾向を見せていたワンクリック不正請求に関する相談が3月も増加。316件と過去最悪となった2月の287件をさらに大きく上回った。大手ポータルサイトから安全なポータルサイトを検索したつもりが、詐欺サイトへアクセスしてしまった例など報告されている。
(Security NEXT - 2007/04/03 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
成人の日記念行事の案内ハガキを紛失 - 福岡市
患者の個人情報含む書類をFAXで誤送信 - 千葉労災病院
ネットワーク侵害を確認、詳細を調査 - テーオーシー
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
MS、2025年最後の月例パッチ - ゼロデイ含む脆弱性56件に対処
