Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

早稲田大学の一部合格者情報が業務委託先で所在不明に

早稲田大学商学部の合格者情報を記録したフロッピーが業務委託先において所在不明になっている。

同大学では、2007年度大学入試センター試験における商学部の合格通知書の作成と発送をトッパン・フォームズに依頼。さらに同社が合格者の情報を保存したフロッピーを配送を行う再委託先の佐川急便へ配送状況を管理するために提供したが、その後所在がわからなくなったという。

フロッピーには、合格者972名の情報が保存されており、住所や氏名、電話番号といった個人情報が含まれる。フロッピーに記録された情報から利用目的や用途を特定することは難しいという。

事故は合格通知書の配送作業完了後に発生しており、発送自体は無事に終了している。早稲田大学とトッパン・フォームズでは、合格者や保護者などへ事情を報告する謝罪状を送付する。

(Security NEXT - 2007/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
先週注目された記事(2024年4月7日〜2024年4月13日)
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開