ネットエージェント、Winny流出ファイルの拡散を阻止するサービス
ネットエージェントは、Winnyネットワーク上に流出したファイルの拡散を防ぐ「Winnyファイル拡散防止サービス」の提供を開始する。
同サービスは、同社が開発した「Winnyファイル拡散防止システム」を利用し、Winnyネットワーク上に流出した業務情報や顧客情報などの拡散を防止するもの。同システムでは、偽りのファイル情報を記載した「駆除キー情報」をWinnyネットワーク上に大量に拡散させ、流出したファイルの「ファイルキー情報」を上書きしてしまうことで、ネットワークからノードへのダウンロードを阻止する。
同社によれば、駆除キー情報を流し始めてから約3時間後には、流出ファイルのファイルキー情報がほとんど消え、サービス実施後のダウンロード成功率が約1/100から1/1000以下に低下したという。
同社では、2月13日から17日までの5日間、同サービスの公開実験を実施。実験では、同社が用意したファイルをWinnyネットワーク上に流し、同ファイルに対してシステムを稼働させるもので、同社ではファイル名、サイズ、ファイルハッシュを公開している。
(Security NEXT - 2007/02/13 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄の可能性 - 公取委
顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性