Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ローン返済情報の登録ミス、福島銀行でも

福島銀行は、プログラムミスにより個人ローンの利用者について、誤った信用情報を登録していたと発表した。同行では、問題となったシステムと誤登録した信用情報の修正を1月23日に終えている。

個人ローンを利用する場合、金融機関では借り入れ情報などを全国銀行個人信用情報センターに登録、信用情報を共有しているが、その登録情報を誤って登録していたもの。

昨年10月に同センターのシステム変更が行われた際、金融機関側のシステムにプログラムミスがあり、
誤登録する事故が大手都市銀行や地銀、信用金庫などで発生した。同行に対しても同センターより点検の依頼が12月にあり、調査の結果判明したという。

同行では、1123件のデータを誤って登録しており、代位弁済を受けたが、顧客が返済したと登録されたり、入金や返済が始まっていない口座について、請求に対する入金がなかったとした場合や、データの更新が行われないケースなどがあった。

福島銀行
http://www.fukushimabank.co.jp/

(Security NEXT - 2007/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
案内メール誤送信でイベント出店者のメアド流出 - 燕市
植樹祭参加の申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 薩摩川内市
「Defense Platform HE」に複数脆弱性 - 最新版へ更新を
ランサム被害が発生、主要生産システムに影響なし - 潤工社
Cisco、セキュリティアドバイザリ8件を公表 - 脆弱性18件に対応
「IBM Security Verify Directory Server Container」に複数の脆弱性
米当局、1月は14件の脆弱性悪用について注意喚起
米当局、「7-Zip」などの脆弱性に注意喚起 - 悪用カタログに5件追加
JetBrains、1月のアップデートで脆弱性10件を解消