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トロイの木馬「Dorf」が猛威振るう、すでに亜種は2500種類以上

ソフォスは、2007年1月におけるウイルスの報告状況をまとめた。「Dorf」が大量発生し、上位の定番ウイルスを押さえ、初登場でトップとなった。

今回の報告数では、トップの「Dorf」が全体の46.1%を占め、突出した結果となった。「Dorf」は、最近発見されたトロイの木馬で、感染した場合、第三者によるアクセスが可能になるほか、インターネットより不正なコードをダウンロードする。

同社によると、当初「Dorf」は、1月に発生した悪天候など、強い感心を持つニュースを装ったメールで拡大。その後メッセージカードに内容が変容させるなど、さらなる広がりを見せており、同社が把握した亜種は、すでに2500種類を超えているという。

また2位である「Netsky」も依然16.1%と多く流通しており、上位4種類の合計が8割を超えている。同社において検知されたウイルスのトップ10は以下の通り。

1位:Dorf
2位:Netsky
3位:Mytob
4位:Stratio
5位:Zafi
6位:MyDoom
7位:Sality
8位:Bagle
9位:Nyxem
10位:Wukill

(Security NEXT - 2007/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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