2006年のウイルス届出数は減少傾向だが高い水準 IPAの2006年総括
情報処理推進機構は、2006年のウイルスや不正アクセスの届け出件数などをとりまとめた。
ウイルスの届け出は、2004年に前年比約3倍の大幅な増加を記録、その後NetskyやMytobなどの蔓延を背景に2005年の5万4174件と過去最悪のピークを迎えたが、2006年には依然検出数は多いものの、2006年度はピークを越えて4万4840件へ減少へ転じた。さらに、届け出件数に対し、実際に感染する割合については0.4%から0.2%へ大幅に減少し、過去5年間で最低水準となった。
一方、不正アクセスの届け出についても515件から331件へ大幅に減少。2001年以降高い水準で推移していたが、過去5年間で最低を記録。
同機構によれば、攻撃を受けている被害者は、個人が半数以上。企業や研究期間など、無差別な攻撃にさらされているという。また、被害を受ける原因はパスワード管理やパッチ管理のミス、ウェブアプリの脆弱性を攻撃したものが目立った。
(Security NEXT - 2007/01/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
米当局、悪用が確認された既知脆弱性2件について注意喚起
ボランティアの個人情報をメールに誤添付 - 神奈川県
一部情報の流出を確認、詳細を調査 - 長崎船舶装備
「Node.js 18」がサポート終了 - 後継バージョンへ移行を
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「Splunk UBA」に複数脆弱性 - アップデートが公開
偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起