米国の検索エンジンで危険な検索ワードは「free」
「iPod nano」「Winnie the Pooh」「free」……一見、共通項が見つからないが、これら単語をインターネットで検索すると意外な共通点が浮かび上った。いずれも検索結果に危険なサイトが多いことだ。
検索エンジンの検索結果について米McAfeeが調査を行ったところ、判明した。同社は、危険をデータベース化し、アイコンで安全度を表示するMcAfee SiteAdvisorを提供しているが、これらを用いて米国の検索エンジン「Google」「Yahoo!」「MSN」「AOL」「Ask」を対象に調査を実施した。
調査対象の検索エンジンは、いずれも危険なサイトを表示しており、安全なサイトはなかった。検索結果に、危険とされる「赤」や「黄色」のアイコンが表示されるケースは、平均で4.4%と前回5月の調査結果の5.0%から減少傾向にあるという。しかしながら、同社では、毎月10億回以上行われていると推定している。
単語については、「free」を含んだ検索を行った際、危険なサイトの表示される可能性が高く、検索結果の14.5%がリスクの高いサイトだった。また、カテゴリとしては「tech toys」がもっとも高く、「ipod nano」「mp3 music downloads」「winmx」といった語句が含まれる。子供を狙った「childhood favorites」分野も6.7%と危険が高く、「Winnie the Pooh」「Tweety」といった語句には注意が必要だ。また、アダルト関連の検索や広告なども8%に危険なサイトが表示されたという。
(Security NEXT - 2006/12/22 )
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