インフォコム、患者や医療関係者の個人情報入りPCを紛失
インフォコムは、19の病院に関わる患者および医療関係者の個人情報などが保存されたノートパソコンを紛失したと発表した。5月21日に同社社員が紛失に気が付いたという。
同社員は前日、会議や懇談会に出席し、そのままホテルに宿泊。その間に紛失したと見られている。所在不明となっているパソコンには、19の病院の放射線部門に関わる患者および医療関係者の個人情報が保存されていた。放射線システム機能検証用のダミーデータも含め、約11万件のデータが保存されていたという。
同社では、遺失物届を提出。引き続き捜索を行っている。同社では、保存されているデータの詳細な調査を行うとともに、取引先や患者などに対し説明と謝罪を行った。パソコンにはログインパスワードが設定してあったとしている。
同社では、業務上不要となった個人情報の削除を怠っていたとして、取得から削除、廃棄に至る個人情報の管理体制全般を見直すとしている。また、個人情報保護や情報セキュリティに関する社員教育の再徹底や内部監査の強化など、再発防止に向けた対策を実施するとしている。
(Security NEXT - 2006/06/01 )
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