インフォコム、患者や医療関係者の個人情報入りPCを紛失
インフォコムは、19の病院に関わる患者および医療関係者の個人情報などが保存されたノートパソコンを紛失したと発表した。5月21日に同社社員が紛失に気が付いたという。
同社員は前日、会議や懇談会に出席し、そのままホテルに宿泊。その間に紛失したと見られている。所在不明となっているパソコンには、19の病院の放射線部門に関わる患者および医療関係者の個人情報が保存されていた。放射線システム機能検証用のダミーデータも含め、約11万件のデータが保存されていたという。
同社では、遺失物届を提出。引き続き捜索を行っている。同社では、保存されているデータの詳細な調査を行うとともに、取引先や患者などに対し説明と謝罪を行った。パソコンにはログインパスワードが設定してあったとしている。
同社では、業務上不要となった個人情報の削除を怠っていたとして、取得から削除、廃棄に至る個人情報の管理体制全般を見直すとしている。また、個人情報保護や情報セキュリティに関する社員教育の再徹底や内部監査の強化など、再発防止に向けた対策を実施するとしている。
(Security NEXT - 2006/06/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
入力委託先で特定健診の受診票などが所在不明に - 守口市
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
SwitchBot製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
口座振込の確認メールを「CC」送信、メアドが流出 - 大阪市
総当り攻撃で内部侵入、挙動検知してサーバ隔離 - タマダHD
医療分野のセキュリティ人材育成で協定 - IPAとJAMI
認証管理製品「Devolutions Server」に複数脆弱性 - アップデートを提供
問合窓口担当者が外部サイトで顧客電話番号に関する不適切投稿 - JR東日本
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
米当局、工場設備向け「ScadaBR」のXSS脆弱性悪用を警告
