Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ヤフーBB個人情報漏洩事件で事業者に賠償命令 - 1人あたり6000円

ヤフーBBの顧客情報が流出したことにより、会社員など5人が損害賠償を求めていた民事訴訟で、大阪地方裁判所は、個人情報を管理していたBBテクノロジーに対して1人あたり6000円の支払いを命じる判決を下した。

同事件は、2003年にADSL接続サービス大手であるBBテクノロジーの元従業員が不正アクセスにより1000万件以上の個人情報を取得し、流出したもの。親会社であるソフトバンクは、お詫びとして金券500円などを送付していた。

今回の判決では、BBテクノロジーにおける顧客管理責任について落ち度を認め、原告がBBテクノロジーに対して求めた10万円の賠償請求に対し、6000円の支払いが認められた。ヤフーに対する監督責任については原告の主張は退けられている。

(Security NEXT - 2006/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

都立高で生徒情報含むファイルを紛失 - 生徒間に画像が拡散し判明
電子版会員の個人情報がウェブから閲覧可能に - 熊本日日新聞
がん検診受診予定者の個人情報をメール誤送信 - 浦河町
検証機能にバグ、ファイルの問題を検知できず展開 - CrowdStrike
米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
アカウント管理システムに侵害の痕跡、個人情報が流出 - 伊藤忠丸紅鉄鋼子会社
Dockerエンジンの認証プラグインに脆弱性 - CVSSは最高値だが悪用可能性は低
「BIND 9」にアップデート - DoS脆弱性4件を修正