Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

危険回避方法は利用停止のみ - Winnyに脆弱性

情報処理推進機構(IPA)は、ファイル交換ソフトWinnyに脆弱性があると発表した。脆弱性を攻撃された場合、コンピュータが異常終了したり、第三者に乗っ取られる可能性がある。

ファイル交換ソフトのWinnyは、暴露ウイルスなどに感染した場合、情報漏洩の原因になるとして、政府やセキュリティベンダーなどが警告を発していたが、今回発見された問題はWinnyそのもの脆弱性で、通信処理においてバッファオーバーフローの可能性があるという。

今回の脆弱性に対して開発者は回避方法を明らかにしていないため、同機構では、今回の脆弱性を防ぐ方法は「利用の中止」であるとして注意を促している。

削除にあたっては、自分のアカウントだけでなく、ユーザーごとに作業を行うようアナウンスしているほか、セキュリティベンダーが公開している対策ツールを紹介している。

JVN#74294680:「Winny」におけるバッファオーバーフローの脆弱性
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2006/JVN_74294680_winny.html

情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

(Security NEXT - 2006/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会