Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

人気バラエティ番組の出演者情報がWinny上へ流出

TBSは、同社人気バラエティ番組「スーパーからくりTV」の出演者情報がWinnyネットワーク上へ流出したと発表した。

今回の事件は、同番組の元外部スタッフが個人で所有するパソコンからWinnyネットワークへ流出したもの。流出したデータは、タレントや関係者の情報約100件と、一般出演者や応募者の情報が約400件、同社関連スタッフの情報が約40件など。

タレントについては、事務所や担当マネージャーの電話番号、一般出演者については、住所や氏名、電話番号などを含むという。

同スタッフは、同社へ同パソコンを持ち込み、番組に関する情報の作成に利用していたが、修理の際、家族のパソコンへデータを複製。そのパソコンがウイルスに感染し、漏洩したという。パソコンは、ウイルスに関する警告が表示されていたものの、対応していなかった。

同社では、関係者に謝罪、事情を説明したという。また、過去に同社番組に関わったケースなどを含め、個人情報の取り扱いについて徹底したいとしている。

(Security NEXT - 2006/03/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
個人情報を6機関に誤送信、転送され規模が20倍超に - 岐阜県
報道記者が個人情報含む資料を一時紛失 - ABCテレビ
約40万件の個人情報が流出した可能性 - ニデック子会社
CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開