Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日清食品、採用セミナー出席者の履歴書などが置き引き被害に

日清食品は、3月10日に社員が駅のホームで置き引きに遭い、採用セミナーに参加した学生約300名分の履歴書や業務用パソコンなどを鞄ごと盗まれたと発表した。

被害に遭った鞄には、4月に入社予定の37名分の社員情報が記録された業務用パソコン、および人事採用セミナーのために持ち出した学生約300名分の履歴書などが収納されていた。また、同社員の社員証や会社所有の携帯電話なども含まれている。

盗難発生後ただちに駅員に報告し、翌日被害届を提出した。同社では、社内の情報セキュリティ委員会を招集して対応するとともに、関係者に対し事実報告と謝罪をする。

今回、業務上の都合から、個人情報の持ち出しについて上長の許可を得た上で自宅へ持ち帰る途中に被害に遭ったという。今後は再発防止に向け、個人情報保護とセキュリティ対策をさらに強化するとしている。

(Security NEXT - 2006/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト