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IWIとDNP、利用者まで特定する社内PC監視システムを開発

インテリジェント ウェイブと大日本印刷は、社内ネットワーク上のパソコンの利用者を特定したうえで作業を常時監視し、不審な作業を強制的に中断させるセキュリティシステムを開発した。2月より発売開始の予定。

同システムは、インテリジェント ウェイブの内部情報漏洩対策システム「CWAT」と、大日本印刷のパソコンの不正使用防止ソフト「エンドポイント・セーバー」を連携させ、監視機能を強化したもの。従来は、端末の特定しかできなかったが、連携により利用者の特定も実現。パソコンを常時監視し、不正な操作を中断することで内部からの情報漏洩を防止する。

パソコン起動時には予め設定されたICカードが必要で、カードを取り出すとパソコンはロックされ、あらゆる操作を受け付けなくなる。また、不正なプリントアウトや、セキュリティポリシーに反した外部記憶媒体へのデータ書き込みなどを自動で検知して、管理者に通知するとともに作業を強制的に中断させる。

学習機能も搭載されており、通常と異なる操作が行われた場合にも同様に作業を中断させる。価格は、従業員数300名の場合で約800万円、500名の場合で約1200万円となっている。

(Security NEXT - 2006/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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