Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

筑波大、付属病院患者41名の診療情報がネット上に流出

筑波大学は、学生のパソコンがウイルスに感染し、臨床実習のレポート作成用として保存していた患者情報が、インターネット上に流出していたと発表した。

同大学によれば、流出が判明したのは同大学付属病院の患者41名分の診療情報をまとめた資料。そのうち氏名が含まれたものが20名、イニシャルが含まれたものが5名、匿名のものが16名となっている。2005年10月ごろウイルスに感染し、2006年1月18日まで閲覧可能な状態だったという。

流出の対象となった患者に対しては、事実説明と謝罪をする。また、臨床実習における守秘義務の徹底が不十分であったとして、患者情報の取り扱いに関するルールの再点検、パソコンのセキュリティ対策の強化、および学生への教育の徹底といった再発防止策を実施するとしている。

(Security NEXT - 2006/01/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意