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朝日新聞の広告サイトが改ざん被害 - 情報漏洩やウイルス感染の可能性

朝日新聞社は、同社広告局が外部へ運営業務を委託している大学進学情報の広告サイト「キャンパス・アサヒコム」のトップページが不正アクセスを受け、改ざんされたと発表した。

同社によれば、10月18日に利用者から改ざんの可能性を指摘する連絡があり判明。問題サイトを閉鎖し、警察に通報するとともに原因究明の調査を続けていた。

改ざんは、サイトへ不正なリンクが加えられたもので、10月17日から18日午後5時30分までの間、トップページを閲覧すると、意図しないサイトへ接続、自動的にウイルスがダウンロードされる状況だったという。ウイルスがパソコンに感染した場合、メールアドレスなどの個人情報が流出する可能性がある。

また、サーバ内へ不正にアクセスされた疑いがあり、資料請求希望者の個人情報最大462名の情報が漏洩した可能性があるとしている。

同社では、情報が漏洩した可能性があるユーザーに対しては、メールか郵便で謝罪文書を送るとしている。なお、ニュースサイトのアサヒ・コムについては、不正アクセスなど発生しておらず、不具合などはないとしている。

(Security NEXT - 2005/10/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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