Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、セキュリティ更新プログラムを公開 - 「緊急」3件を含む6件

マイクロソフトは、「Internet Explorer」や「印刷スプーラ」などに脆弱性が見つかったとして、月例の更新プログラムを公開した。深刻度が最も高い「緊急」が3件、「重要」が1件、「警告」が2件となっている。

今回公開された月例パッチでは、 Internet Explorerや印刷スプーラ、プラグアンドプレイにおいてリモートでコードが実行される脆弱性が発見されたという。

さらに、リモートデスクトップでサービス拒否に陥る脆弱性や情報漏洩の可能性もあるKerberosの脆弱性などが含まれる。同社では、Microsoft UpdateやWindows Updateなどにより、更新プログラムを早急にインストールするよう求めている。

また、「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (896727) (MS05-038)」については、当初公開していたセキュリティ更新プログラムが破損していたという。影響があるのは、System Management Serverおよび Internet Explorerからインストールした場合で、以前のプログラムだとインストールに失敗するおそれがあるため、再適用するようアナウンスしている。

なお、自動更新、Windows Update、Microsoft Update、Software Update Services、Windows Server Update Servicesからダウンロードしている場合は影響を受けないため、更新プログラムをあらたに適用する必要はない。

(Security NEXT - 2005/08/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
若年層向けアジアCTF大会「ACSC 2025」が8月開催 - 世界大会は東京
ランサム被害でデータ暗号化、原因など調査 - 新興プラスチックス
ポケモングッズ通販サイトにPWリスト攻撃 - 一部で会員情報改ざんも
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を