Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正アクセス事件による漏洩は4万957件 - 静岡新聞社運営サイト

静岡新聞社が運営するウェブサイト「アットエス」が不正アクセスを受けた事件で、同社は4万957件の情報が流出していたことを明らかにした。

「アットエス」内の就職情報サイト「新卒のかんづめ」についても不正アクセスを受け、ウェブページ閲覧者にウイルスが感染するよう改ざんされる被害が発生していた。

その後、同社内に設置されたサイバー攻撃対策本部が中心となり、漏洩について特定作業を進めていたが、2004年12月24日から2005年1月4日までのあいだに、同社運営サイト「アットエス」の会員登録者情報など、合計4万957件の個人情報が不正に引き出されていたことが新たに判明した。

内訳は、メールアドレスだけのものが1万9111件、メールアドレス以外に、住所、氏名、性別、生年、電話番号など個人情報を含むものが2万1846件あったという。関係者には、個々に順次連絡するとしている。

容疑者として中国人留学生が不正アクセス禁止法により逮捕されているが、これら情報が名簿業者など、第三者へ売却されているかは不明だという。同社では、見覚えのないメールは開封しないよう、注意を促している。

(Security NEXT - 2005/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を