IPA、4月のウイルスおよび不正アクセス届出状況を発表
情報処理推進機構(IPA)は、2005年4月のコンピュータウイルスおよび不正アクセスの届出状況を発表した。
同レポートによれば、4月の届出件数は4440件となり、3月の4846件から8.4%の減少となった。また、ウイルスの検出数は約338万個と、3月の約262万個から29.0%増加している。
そのうちW32/Netskyの届出は1009件となり、14カ月連続でトップとなった。続いてW32/Mydoomが377件、W32/Bagleが330件、W32/Mytobが302件となった。
3月に初めて届出されたW32/Mytobは、多数の亜種が短期間に出現し、現在までに70種類以上が確認されている。同ウイルスは、メールの添付ファイルを介して拡散するだけでなく、Windowsのセキュリティホールを悪用してネットワークに繋いだだけで感染する場合もあるため、ウイルス対策ソフトとWindows Updateを最新の状態にしておくよう注意を促している。
不正アクセスの届出件数は48件で、3月の59件と比較して約19%の減少となった。そのうち被害の届出は24件で、内訳は侵入8件、DoS8件、アドレス詐称1件、その他7件となっている。
(Security NEXT - 2005/05/11 )
ツイート
PR
関連記事
採用選考の結果通知メールで異なる宛名を記載 - 東京都
幼稚園登降園管理システムが迷惑メールの踏み台に - 爆破予告も
提出されたファイルから様式例を作成、個人情報が残存 - 長野県
「Active! mail」に深刻な脆弱性、すでに悪用も - 侵害確認方法を調査中
「あいちロボット産業クラスター推進協議会」のサイトが侵害 - 外部サイトへ誘導
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
Dell「PowerScale OneFS」に深刻な脆弱性 - 乗っ取りリスクも
リモートアクセス製品「SonicWall SMA100」の既知脆弱性が標的に
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「CVEプログラム」のサービス停止を回避 - CISAがオプション期間を行使