Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

NEC、著作権を保護できる安全なP2P技術を開発

日本電気は、著作権を保護した形でのコンテンツ交換や、コンテンツ流通経路の特定を可能にする「P2PWebプラットフォーム」を開発した。

同プラットフォームは、デジタル著作権管理技術により、著作権を保護した形でのコンテンツ交換が可能になるほか、暗号を利用したアクセス制御などのセキュリティ機能を提供することで、安全かつ安心なコンテンツ流通が実現できるという。P2Pにおける著作権を無視した違法コピーや、不法コンテンツの流通といった課題へ対応できるとしている。

また、情報を効率的に管理する分散ハッシュテーブル技術により、サーバを介さずにコンテンツのやりとりができるので、大規模なコンテンツ配信を行う際に問題となっていたサーバのボトルネックを解消することが可能。同社では、来年度の実用化を目指してアプリケーション開発を行っていくとしている。

(Security NEXT - 2005/01/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「OpenSSL」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
フォーム設定ミスの個人情報流出、SNS投稿で判明 - 山形市文化施設
ファイル取り違え、墨塗り処理前の公文書を開示 - 静岡県
ゴルフダイジェストにPWリスト攻撃 - 閲覧や改ざんの痕跡なし
Cisco、複数アドバイザリを公開 - PoC公開済みの脆弱性も
「Firefox 130」がリリース、脆弱性9件を修正 - 延長サポート版も
再委託先でランサム感染、被保険者情報が流出した可能性 - クボタ健保組合
サーバがランサム被害、原因や影響など調査 - ペット用品会社
Cisco製ライセンス管理ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
バックアップソフトなど複数のVeeam製品に深刻な脆弱性