Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

11月のウイルス、不正アクセス状況を発表 - IPA

情報処理推進機構(IPA)は、2004年11月のコンピュータウイルスおよび不正アクセスの届出状況をまとめ、公表した。

11月におけるウイルスの届出件数は、5308件で、10月の4654件から14.1%増加。10月に5000件を切り減少傾向を見せていたが、再び5000件台となった。ウイルスの検出数は、約291万6千件で10月から6.5%減少した。

Netskyの届出件数は1315件で9カ月連続でワースト1だった。W32/Bagleが654件、W32/Mydoomが394件と続いている。

11月に出現したW32/Bofraウイルスは、添付ファイルではなく、メール本文にリンクをクリックすることにより感染するウイルスのため、不用意にリンクをクリックしないよう、IPAでは注意を促している。

11月の不正アクセス届出件数は28件で、10月の53件から約47.2%減少した。一方被害届出件数は8件と10月の3件より増加している。被害届出の内訳は、侵入5件、メールアドレス詐称1件など。

(Security NEXT - 2004/12/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ