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昭和大病院の元医師が患者情報を目的外利用 - 自身の開業案内に

昭和大学病院を退職した医師が、同院の一部患者情報を持ち出し、自身が開業した診療所の案内状を送付していたことがわかった。

11月4日に同院へ、患者情報の目的外利用を指摘する匿名の連絡があり問題が判明したもの。同院によれば、退職した医師は、氏名や住所、電話番号など同院患者の個人情報を持ち出し、案内状の送付に利用していたという。

これを受け、同院では東京都へ事態を報告し、対象となる患者に謝罪。持ち出した医師に対して抗議するという。また個人情報の取り扱いに対するチェック体制を見直し、職員向けに講習会を開催するなど再発防止に取り組む。

(Security NEXT - 2008/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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