Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ソニーのビデオ会議システムに脆弱性 - アップデートが公開

ソニーが提供する複数のビデオ会議システムにおいて、認証せずにログインできるアカウントが初期設定に含まれていることがわかった。問題を修正したファームウェアが公開されている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、初期設定に存在する一般ユーザー権限のアカウントに、パスワードを入力することなくログインできるアカウントが含まれている脆弱性「CVE-2016-7830」が判明したという。

「PCS-XG100」「PCS-XG100S」「PCS-XG77」「PCS-XG77S」「PCS-XC1」が影響を受けるという。既定では無効だが、これら製品は「telnet」「ssh」による接続に対応しており、脆弱性が悪用されると同じサブネット内からログインされるおそれがある。

同脆弱性は、周知を目的に同社が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。同社では脆弱性を解消したファームウェアを用意するとともに、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2016/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

日立製ディスクアレイシステム「Hitachi VSP」に平文PWをログ保存する脆弱性
JVNで6製品の使用中止を呼びかけ - 脆弱性見つかるも開発者と連絡不能
バッファローのNAS製品にMITM攻撃でコード実行のおそれ
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性
Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
「Firefox 124.0.1」が公開、深刻な脆弱性2件を解消
ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正
Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートが公開