Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数の脆弱性を解消した「WordPress 4.5.2」がリリース

コンテンツマネジメントシステム(CMS)であるWordPressの開発チームは、複数の脆弱性を修正したセキュリティリリース「WordPress 4.5.2」をリリースした。アップデートを強く推奨している。

サードパーティ製のライブラリに関する複数の脆弱性へ対応したもの。ファイルのアップロードに用いる「Plupload」における同一生成元メソッド実行(SOME)の脆弱性「CVE-2016-4566」や、「MediaElement.js」における反射型クロスサイトスクリプティング(Reflected XSS)の脆弱性「CVE-2016-4567」を解消した。

これら脆弱性は、Masato Kinugawa氏や独Cure53のMario Heiderich氏、File Descriptor氏より報告されたものだという。最新版はダウンロードより入手できるほか、ダッシュボードよりアップデートや、バックグラウンドによる自動更新による提供も開始している。開発チームは、早急にアップデートを実施するよう強く推奨している。

(Security NEXT - 2016/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Pixarの3D記述フレームワーク「OpenUSD」に深刻な脆弱性 - PoCも公開
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Android」の2025年9月パッチが公開 - ゼロデイ脆弱性2件を解消
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
コンテナセキュ基盤「NeuVector」に脆弱性 管理者パスワードの変更を
「ImageMagick」に脆弱性 - 不特定多数の画像処理で影響大
セイコーソリューションズ製IoT機器向けルータに深刻な脆弱性
「WhatsApp」とApple製品の脆弱性、連鎖させて攻撃か
「Argo CD」に深刻な脆弱性 - APIで認証情報漏洩のおそれ
米当局、TP-Link製ルータ2件の脆弱性悪用を確認 - 利用中止も勧告