Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ハロウィンの便乗詐欺サイトが登場 - 年末年始も注意を

10月は、「ハロウィン」のイベントに便乗した詐欺サイトが確認された。イベントが増える年末に向けても注意が必要だ。

BBソフトサービスが、10月に検知した不正サイトの状況を取りまとめたもの。検知数は83万7747件で、9月の73万3700件から14.2%の増加となった。

同社によれば、従来の傾向と変わらず不正サイトの88.8%を「ワンクリック、不正請求詐欺サイト」が占める状況だが、前月と比較すると5.8ポイント後退した。一方で「フィッシング詐欺サイト」の割合は5.2ポイント上昇し、10.1%と大台に乗った。

そのほか、「偽セキュリティ対策ソフト配布サイト」は0.4ポイント増の0.6%、「脆弱性悪用サイト」は0.2ポイント増となる0.5%だった。

ハロウィンを迎えた10月は、仮装するための衣装販売を装った詐欺サイトを検知したという。大胆な値引きを掲げているが、実際には、海賊版や粗悪品を送り付けたり、商品が送られてこない場合があるほか、個人情報やクレジットカード情報が詐取されるおそれもあるという。

ハロウィンは日本でも徐々に浸透しており、詐欺のターゲットになりやすいと同社は分析。これからクリスマスや年末年始のイベントも控えており、引き続き注意が必要だ。

(Security NEXT - 2014/11/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「JVN iPedia」登録、前四半期から4割減 - 累計20万件を突破
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「SECURITY ACTION」の宣言事業者、約4割が効果を実感
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
先週注目された記事(2024年3月17日〜2024年3月23日)
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
ランサムリークサイト、年間約4000件の投稿 - 身代金支払うも約2割で反古
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も