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肝炎治療受給者の個人情報を紛失、1年にわたり本人に通知せず - 広島県

広島県において、個人情報含む肝炎患者受給者証交付申請書類など9件を紛失していたことがわかった。1年前に判明していたが公表しておらず、本人にも通知していなかった。

紛失していたのは、県内の保健所から県庁の健康対策課に送付された肝炎インターフェロン治療受給者証交付申請書や添付書類など9人分。申請者の氏名、住所、生年月日、性別、疾病名、受診医療機関などが記載されている。

2009年4月から8月にかけて紛失が判明した際、申請書の写しに基づいて通常通りの処理を実施。その後各保健所に再発防止策などの指示を行ったが、本人への謝罪や公表、関係部署への連絡などは実施しなかった。

2010年7月20日に書類を整理していた際、紛失時の対応に問題があることが判明。対象となる申請者への謝罪や公表などを行った。

(Security NEXT - 2010/08/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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