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データの受け渡し過程でバックアップデータ紛失 - 豊橋市

愛知県豊橋市は、同市上下水道局と取り引きがある事業者の個人情報が保存されたUSBメモリを紛失したことを明らかにした。

同市によれば、上下水道局の公営企業会計システムデータのバックアップデータを保存したUSBメモリが所在不明となっているもの。事業者の氏名や住所、電話番号、ファックス番号など最大1万9828件と、口座番号や口座名義、預金種別、銀行名、支店名など最大6151件が保存されていた。

同市では、災害対策としてバックアップデータを格納したメディアを1カ月あたり2回のペースで保管事業者に対し、入出庫を行っているが、5月8日にUSBメモリを保管事業者へ引き渡した際、あるいは同月29日に引き取り、担当課である上下水道局総務課へ返却する過程で紛失したと見られている。

ファイルの開封時にパスワード入力が求められるとしており、圧縮ファイルの復元はシステム保守業者しかできず、復元したファイルは公営企業会計システムを使わないと閲覧できないとしている。紛失にともなう個人情報の漏洩などは確認されていない。

同市では関係者へ謝罪。入出庫時やメディアの受け渡し時における確認の徹底、マニュアルの整備、研修などを通じて再発を防止するとしている。

(Security NEXT - 2020/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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