Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「au」装うフィッシング攻撃に注意 - 「不正デバイスを検出」と不安煽る

KDDIが展開するブランド「au」を装い、個人情報をだまし取るフィッシング攻撃が確認されたとして、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。

問題のフィッシングメールでは、「サインインの試行がブロックされました」「2つの不正なデバイスを検出したため、au IDをロックしました」などと説明。アカウントのロック解除を口実に偽サイトへ誘導しようとしていた。

誘導先のフィッシングサイトでは、ログイン情報としてIDとパスワードを詐取。さらに遷移したページでは24時間以内に要求した情報を更新しないとサービスが終了するなどとして、氏名や生年月日、住所、電話番号のほか、クレジットカード情報など入力させようとしていた。

またクレジットカード番号と有効期限は1度入力させたにもかかわらず、再度入力させて追加認証である「3Dセキュア」についてもだまし取る。

今回確認されたフィッシングサイトは、停止していることが確認されているが、同協議会では類似した攻撃に注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

水道局を装う偽メールに注意 - 「未払料金ある」と誘導
「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
フィッシング攻撃で日本赤十字社のメアドになりすまし
JR西日本の会員サービスを装うフィッシング攻撃に注意
「ビックカメラ」からの「異常通知」装うフィッシング攻撃
「支援金5万円」とだますフィッシング - 偽マイナポータルへ誘導
「口座が凍結されました」 - ゆうちょ銀装うフィッシングに注意
「マネロンのおそれ、対応しないと法的措置」と脅すフィッシング
「給付金に関するお知らせ」などと内閣府かたる詐欺メール
「dカード」利用者を狙う偽メール - 架空の利用照会など複数文面で