Google、「Chrome 83.0.4103.106」を公開 - 複数脆弱性に対処
Googleは、「Windows」「macOS」「Linux」向けにブラウザの最新版「Chrome 83.0.4103.106」を公開した。複数の脆弱性に対処している。
同社によると、今回のアップデートでセキュリティに関する4件の修正を実施。CVEベースで3件の脆弱性に対処したとしており、4段階中2番目に高い「高(High)」とされる3件の脆弱性を修正したという。
具体的には、スピーチ機能において解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-6505」を解消した。
また「WebView」においてポリシーの適用が不十分な脆弱性「CVE-2020-6506」、JavaScriptエンジン「V8」において域外のメモリへ書き込む「CVE-2020-6507」などに対処した。
同社は利用者に対し、数日から数週間以内に同バージョンを展開していくという。
(Security NEXT - 2020/06/16 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性
アイ・オー製NAS管理アプリに権限昇格の脆弱性
コンテナ保護基盤「NeuVector」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
GitLab、アップデートを公開 - 脆弱性7件を解消
「BIND 9」にキャッシュポイズニングなど複数脆弱性
端末管理製品「LANSCOPE」の脆弱性狙う攻撃に注意喚起 - 米当局
ZohoのAD管理支援ツールに脆弱性 - アップデートで修正
脆弱性狙われる「Oracle EBS」、定例パッチでさらなる修正
Oracle、定例パッチを公開 - 脆弱性のべ374件を修正
