Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMwareディレクトリサービス」に機密情報漏洩のおそれ

「VMware vCenter Server」に同梱されている「VMwareディレクトリサービス」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートがリリースされている。

旧版からアップグレードされた「VMware vCenter Server 6.7」を利用している場合に、同梱されている「VMwareディレクトリサービス(vmdir)」を利用するとアクセス制御に問題があり、機密情報が流出するおそれがある脆弱性「CVE-2020-3952」が明らかとなったもの。非公開で報告を受けたという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のスコアは、最大値となる「10」。4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

仮想アプライアンス版およびWindows版に影響があり、同社では脆弱性を修正した「同6.7u3f」をリリースした。

「同7.0」「同6.5」については脆弱性が含まれておらず、「同6.7」をクリーンインストールしている場合も脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2020/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正