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MS、2020年最初の月例パッチを公開 - 脆弱性49件を修正

マイクロソフトは、2020年1月の月例セキュリティ更新をリリースし、CVEベースで49件の脆弱性を修正した。

20200115_ms_001.jpg
マイクロソフトが公開したリリースノート(一部)

今回のアップデートは「Windows」や同社ブラウザの「Internet Explorer」をはじめ、「Office」「ASP.NET Core」「.NET Core」「.NET Framework」「OneDrive for Android」「Microsoft Dynamics」の脆弱性へ対処したもの。

脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」とレーティングされた脆弱性が8件、次いで深刻度が高い「重要」が41件。いずれも脆弱性の悪用や公開はないとしている。

脆弱性によって影響は異なるが、12件の脆弱性はリモートよりコードを実行されるおそれがあるという。また「権限の昇格」「サービス拒否」「情報漏洩」「なりすまし」「セキュリティ機能のバイパス」といった問題へ対処した。

今回のアップデートで修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2020-0601
CVE-2020-0602
CVE-2020-0603
CVE-2020-0605
CVE-2020-0606
CVE-2020-0607
CVE-2020-0608
CVE-2020-0609
CVE-2020-0610
CVE-2020-0611
CVE-2020-0612
CVE-2020-0613
CVE-2020-0614
CVE-2020-0615
CVE-2020-0616
CVE-2020-0617
CVE-2020-0620
CVE-2020-0621
CVE-2020-0622
CVE-2020-0623
CVE-2020-0624
CVE-2020-0625
CVE-2020-0626
CVE-2020-0627
CVE-2020-0628
CVE-2020-0629
CVE-2020-0630
CVE-2020-0631
CVE-2020-0632
CVE-2020-0633
CVE-2020-0634
CVE-2020-0635
CVE-2020-0636
CVE-2020-0637
CVE-2020-0638
CVE-2020-0639
CVE-2020-0640
CVE-2020-0641
CVE-2020-0642
CVE-2020-0643
CVE-2020-0644
CVE-2020-0646
CVE-2020-0647
CVE-2020-0650
CVE-2020-0651
CVE-2020-0652
CVE-2020-0653
CVE-2020-0654
CVE-2020-0656

(Security NEXT - 2020/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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