Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

iPhoneの修正困難な脆弱性 - 公開実証コードをフォレンジック企業が採用

Apple製端末に搭載されている「SecureROM」にコードの実行が可能となる脆弱性が含まれているとしてセキュリティ機関が注意喚起を行った。エクスプロイトは9月に公開済みで、12月に入り、フォレンジックベンダーが実装計画を表明している。

「SecureROM」に解放後のメモリへアクセスするいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2019-8900」が存在するとして、CERT/CCが注意を喚起したもの。

脆弱性は、Apple製プロセッサ「A11」から「A5」までに存在し、「iPhone X」から「同4S」までのほか、同プロセッサを搭載した「iPad」「iPod Touch」「Apple Watch」「Apple TV」の一部モデルも影響を受けるという。

「SecureROM」はデバイスを起動した際に読み込まれるもので、同脆弱性によりローカル環境で起動時に任意のコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「5.6」。

「SecureROM」は読み込み専用であり、ファームウェアのアップデートは困難で、Appleも同脆弱性に対する見解は表明していない。同脆弱性について、CERT/CCは解消するにはデバイスの交換が必要となるとの見方を示している。

(Security NEXT - 2019/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Oracle、定例更新をリリース - 334件の脆弱性に対処
「Citrix ADC」狙う悪用コード出回る - ゼロデイ攻撃に注意
MS、2020年最初の月例パッチを公開 - 脆弱性49件を修正
米国家安全保障局、Windowsの脆弱性に警鐘 - 情報漏洩やファイル偽装のおそれ
「Adobe Illustrator CC」に複数の深刻な脆弱性
「Citrix ADC」の更新、1月下旬に順次公開 - 米政府がチェックツール公開
「phpMyAdmin」にSQLiの脆弱性 - アップデートが公開
脆弱な「Citrix ADC」の探索行為が観測される - 高まる悪用リスク
Juniperがアップデートを公開 - 複数製品に深刻な脆弱性
「Firefox」に深刻な脆弱性、ゼロデイ攻撃も - 今年2度目の更新