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リース返却後の内部情報入りHDDがオークションに - 神奈川県

社内調査に対して、ハードディスクを盗んだ同社従業員は事実関係を認めているとブロードリンクは説明。

処分を請け負っていた神奈川県のハードディスクは300台以上あり、今回そのうち18台の売却が判明しているが、盗み出す際に特に神奈川県のハードディスクと意識して故意に売却したわけではないと証言しているという。

同県では、今回照会を行ったオークション落札者より、仲介者を通じて同意のもとハードディスク9台を回収。ただし、依然として落札者はデータを保有しており、仲介者を通じて消去を依頼しているが、消去が完了したとの連絡は11月7日の時点で受けていないという。

18台のうち、のこる9台のハードディスクについては、オークションを通じて別の3人によって落札されている。同県では、個人を特定する手段がないとし、ブロードリンクが警察へ告発していることから、警察へ捜査を委ねるとともに、データを悪用しないよう落札者へ呼びかけた。

(Security NEXT - 2019/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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