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リース返却後の内部情報入りHDDがオークションに - 神奈川県

同県は今回の問題について、ブロードリンクにおいてハードディスクが適切に扱われていなかったことが一時的な原因としつつも、消去作業の実施について確認をとっておらず対応が不十分だったとして、謝罪した。

また不正に売却された18台以外のハードディスクは、解体、圧縮、溶解処理が行われたとしているが、引き続き調査を行うとしている。

同県は、セキュリティ対策について、これまで全国自治体のなかでもトップクラスの対策を実施してきたと説明。契約のもと、適切に処理が行われているとの認識だったとし、記者会見で黒岩祐治知事は、「ハードディスクが盗まれることは想定外だった」と繰り返した。

今回の問題を受け、契約満了時には、同県職員立ち合いのもと記憶装置の物理破壊を実施するといった内容へ契約を見直し、再発を防止したい考え。

(Security NEXT - 2019/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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