Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

EC-CUBE向け「Amazon Payプラグイン」に脆弱性 - 修正版が公開

オープンソースのeコマースシステム「EC-CUBE」向けに提供されているアイピーロジック製プラグイン「Amazon Payプラグイン」に脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

同ソフトは、「EC-CUBE 2.12」「同2.13」において、Amazonの決済サービス「Amazon Pay」が利用できるようになるプラグイン。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「Amazon Pay 2.4.2」および以前のバージョンにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2019-6003」が含まれていることが判明した。管理者権限でログインしているユーザーのブラウザ上で、任意のスクリプトを実行されるおそれがある。

同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの佐藤元氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。アイピーロジックでは、脆弱性へ対処した最新版へアップデートするよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告