Oracle、四半期ごとの定例パッチを公開 - 脆弱性319件に対処
Oracleは、四半期ごとにリリースする定例アップデート「クリティカルパッチ アップデート(CPU)」を公開した。CVEベースで319件の脆弱性を解消している。
今回のアップデートでは、「Oracle Database Server」をはじめ、「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Hyperion」「Oracle E-Business Suite」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Siebel CRM」「Oracle Industry Applications」「Java SE」「MySQL」など、幅広い製品の脆弱性へ対処した。
319件の脆弱性のうち、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」においてスコアが「7.0」以上の「緊急」または「重要」とされる脆弱性は155件。204件に関してはリモートより悪用されるおそれがあるという。
同社では、サポートされているバージョンを確認したうえで、すみやかにアップデートを適用し、脆弱性を修正するよう利用者に対して呼びかけている。
なお、次回の定例アップデートは米国時間2019年10月15日に公開する予定。
(Security NEXT - 2019/07/17 )
ツイート
PR
関連記事
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供