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Juniper、「Junos OS」など複数製品向けにセキュリティアップデート

Juniper Networksは、同社製品向けOS「Junos OS」をはじめ、複数製品向けに脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

「Junos OS」に関しては、telnetクライアントの環境変数の検証が不十分でバッファオーバーフローが発生する「CVE-2019-0053」や、「BGPピア」をリスタートした際にクラッシュする「CVE-2019-0049」を修正した

さらに同OSに起因し、「EX4300シリーズ」でサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2019-0046」や、「Embedthis Appweb Server」においてサービス拒否が生じる2件の脆弱性、また「OpenSSL」や「OpenSSH」に関する脆弱性へ対応している。

そのほか、「Steel Belted Radius Carrier Edition」における21件の脆弱性や、「EX4300シリーズ」において一定条件下でファイアウォールによるフィルタが失敗する脆弱性「CVE-2019-0048」を解消。

「SRXシリーズ」の「JSF/UTMモジュール」においてHTTPパケットを解析時にクラッシュする「CVE-2019-0052」、「Juniper Secure Analytics(JSA)」「Junos Space 19.2R1リリース」などの脆弱性を対処している。

(Security NEXT - 2019/07/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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